明治安田生命 外貨建て

米ドル建・一時払養老保険

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米ドル建てだけの外貨養老保険

明治安田生命は平成28年末に、外貨建て保険商品を平成29年夏に発売すると発表していました。
確か金融機関窓口取扱商品で一時払い外貨建て商品を発売して富裕層を取り込む方針だったような気がしますが、通常の保険営業職が販売できる外貨建て保険(米ドル建・一時払養老保険)も作ったようです。
明治安田生命初の外貨建て養老保険である米ドル建・一時払養老保険の正式名称は「5年ごと利差配当付一時払特別養老保険(指定通貨建)」です。

凄く細かいことを言うと、この養老保険発売の前日に金融機関窓口取扱商品で豪ドルと米ドルが選択できる「外貨建・エブリバディプラス」という外貨建て一時払い終身保険が発売されています。

養老保険と他の保険
生命保険(死亡保険)は基本的に、定期保険・終身保険・養老保険の三種類です。というか三種類しかありません。
医療保険やガン保険は死亡保険金が払われる保険では無く「給付金」が支払われる保険です。
医療保険やガン保険で死亡保険金が支払われる契約は、別途死亡保障の定期保険特約などを付けるなどの、オプションになります。

定期保険→少ない保険料で大きな死亡保障が望める。保険期間は有期。解約返戻金は無いかほとんど無いけど少しもらえるかも。

終身保険→ちょっと高い保険料でちょっと低めな死亡保障。保険期間は一生涯。低解約返戻金型の終身保険は、保険料払込期間終了後の解約返戻金は払い込み保険料総額を上回る事が多い。

養老保険→結構高い保険料を払うのに死亡保障が低い。保険期間は有期。昔は保険料払込期間終了後の解約返戻金は終身保険よりもオイシイ戻り率だったので老後資金形成に向いていた。

年金保険→保険と書いてあるのに死亡保険では無いから死亡保険金が無い。資産運用超特化商品。その代わり養老保険よりもさらに良い運用効果が望める。

養老保険は死亡保障と若干高めの資金運用効果を兼ね備えた保険と言えそうです。

資産形成の外貨養老は希少
明治安田生命の商品紹介ウェブサイトは、この外貨建て(というよりも米ドル建て)養老保険を資産形成商品として紹介しています。
外貨建て保険商品は日本の大手生命保険会社が取り扱うようになりましたが、外貨建ての養老保険はあまり見かけない感じがします。
外貨建て生命保険というと、個人年金か終身保険が主流です。
ソニー生命が米ドルで二種類の養老保険と学資プランとして米ドル建て養老保険を販売しています。またプルデンシャル生命とジブラルタ生命が米ドル建てでリタイヤメント・インカムを販売しています。
他の会社でも外貨建て養老保険はあるかもしれませが、外貨の養老保険は珍しいと思います。

円貨の養老は昔
じゃぁ、そんなに外貨建て養老保険が珍しいなら円貨の養老保険はどうなんだ?と言われそうですが、円貨の養老保険は良かったそうです。
特に昭和60年頃からバブル経済が終わる頃に売られた養老保険は、予定利率という生命保険独自の利率が4%から5%台だったとも聞きます。
生命保険は基本的に契約時に決めた予定利率を保険契約終了まで保持しなければならないので、例えば支払い続けた保険料総額の1.5倍の解約返戻金になったなど、結構良い話を聞きます。

ちょっと前までマイナス金利だった現在、今も契約が続く高予定利率の昔の保険は契約者にとってお宝保険なのです。
逆に生命保険会社にとって高予定利率を保証し続ける昔の保険商品は、費用がムダに出てしまうお荷物でしかないそうです。
終身保険や個人年金も含めての話になりますが、高予定利率で契約した昔の保険を今も保持している人のお宝保険を、保険会社の営業職が解約させようと必死になると言う話を聞いたことがあります。

現在の円貨養老保険は元本割れになるので販売停止にしている保険会社があるくらい、残念な保険になってしまっているようです。
ですが、米ドル建てにすれば円貨より高い予定利率になるので残念な保険にならない。ということになります。

余談。保険を変えたほうがいいですか?
保険の無料相談に来たご年配が「保険会社の営業が頻繁に来て、昔の保険は古くて保障範囲が狭いから今発売されている保険に切り替えた方がいいと言うのですが、この保険はそんなに変ですか?」
と言うので保険証券を見たら、予定利率が凄く良いお宝保険だったそうです。
保険の営業職は予定利率と解約返戻金や満期保険金については何も言わず、現在発売している保険に「切り替える」ことで実質としては解約させようとしていたようです。
もちろん、保険の無料相談員は解約すべきでは無いと答えたそうです。

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米ドル建てが魅力

現在の円貨の養老保険はあまりにも運用効率が悪くて、販売停止措置を取る保険会社もあるそうです。
ということで、少なくともこの十年間円貨より金利が良かった米ドルを使う保険商品の需要が生じます。

・世界の基軸通貨である
・流通量世界一
・アメリカは強国
・移民を受け入れているので将来の人口減少の懸念が無く、将来の労働力が確保できるので高めの金利が望める
・アメリカの金利は日本の金利を上回り続けているので、これから先も日本の金利を上回り続けるであろうという安心感がある
・米ドルは保険以外でも人気の投機対象である
・米ドルについての分析情報などが手に入りやすい

円貨と比較すると世界的に安定感があり長期的に円貨よりも好金利を維持し続けてきたので、日本の保険会社も米ドル建て保険について円貨より良い予定利率を付けられるようです。
米ドルだけで無く外貨に対する不安として為替差損が怖い反面、為替差益という希望や楽しみもあり得ます。為替リスク回避策が保険商品に盛り込まれていれば、外貨建て保険に対する不安は小さくできるでしょう。

米ドル建・一時払養老保険の内容

諸条件
保険期間は10年
契約年齢は、契約者が20〜85歳、被保険者が0歳〜85歳(いずれも満年齢
告知は職業告知のみ

保険料払い込み方法は一時払いという、保険契約時に保険料を全額一括払いする方法です。
米ドル建ての生命保険ですが、保険料の支払いは円貨です。
最近の外貨建て保険のほとんどが円貨払いが可能です。保険商品によっては外貨建てにもかかわらず保険料払い込みは円貨のみの場合もあります。
契約時に決定する予定利率は毎月更新で、保険契約成立後は不変。

保険契約が契約成立したら
円貨の生命保険は健康状態の審査に通過して一回目または全額の保険料と誤記が無い申込書が揃えば保険契約が成立しますが、米ドル建・一時払養老保険は外貨建てなので、払い込まれた円貨の一時払い保険料を米ドルに換算することが必要です。

円貨で払い込まれた一時払い保険料は明治安田生命所定の為替レートで米ドル額に換算されます。換算された米ドル額が米ドル建・一時払養老保険の基本保険額になります。
この基本保険金額を明治安田生命が10年間運用するので、保険契約が成立したら10年間放置。とも言えます。
基本保険金額を十年間運用して保険期間が満了したときの「基本保険金額+運用して増えた金額」を満期保険金と言います。

米ドル建・一時払養老保険の保険金
死亡保険金→基本保険金額と同額
災害死亡保険金→満期保険金と同額
保険期間中の中途解約金→契約の一定期間は基本保険金額を下回り、その後は基本保険金額と同額の解約返戻金

別途費用
契約時の費用
契約初期費用→基本保険料の4%の契約締結費用
保険契約関係費用→被保険者の年齢・性別・保険の経過期間などで変動する、契約の維持・管理・各保険金についての費用

外貨取り扱い費用 一時払い保険料を基本保険金額に(米ドル換算)する時に、1ドルに付き50銭の費用
米ドルの保険金等を円に換算して受け取る時に、1ドルに付き50銭の費用
米ドルの保険金等を米ドルで受け取る時に米ドル口座を作る費用、その着金手数料など

為替差損対策など

据え置いて為替差損対策
保険期間が満了したときの、基本保険金額+運用して増えた金額を、満期保険金と言いますが満期保険金は米ドルで増えているのです。
例えば40歳男性が一時払い保険料200万円で米ドル建・一時払養老保険契約したとき、1米ドル110.68円で換算されて基本保険金額が18,070ドルだったとします。
10年後50歳の時に21,000ドルに増えていたとして、そのときのレートが1米ドル90円だとすると単純な円換算で189万円です。
10年前200万円払ったのに189万円って一円も増えないどころか為替差損で大損です。

そこで、米ドル建・一時払養老保険は満期保険金を米ドルの状態で最長10年まで据え置くことが可能です。
この据え置き期間で自分にとって納得できる為替相場になったときに、満期保険金を円換算して受け取れば為替差損対策になります。
満期保険金はそのまま米ドルで受取ることも可能ですが、米ドル口座を持っていない場合新規に口座開設をする必要があります。

今までに無いシミュレーションが凄い

明治安田生命は外貨建て商品で後発になりますがそれだけに他社では見られなかったシミュレーション画面を用意しています。
満期保険金を円貨で受け取る場合の受け取り金額シミュレーションができるのです。

適用基準日時点はシミュレーション当日の為替レートで十年後の満期保険金の計算ができますが、変動幅+−10円・20円・30円から選択して試算できるので、将来の為替差損や為替差益もある程度試算することができるのです。
さらに契約後一年経過毎の解約返戻金もシミュレーションできる画期的なものです。

ですが、そんな凄いシミュレーション画面が用意されていたとしても外貨建て保険は保険や金融の専門家のアドバイスが必要になるでしょうし、他社商品との比較もしたくなるものです。
保険会社の営業職が苦手という方も含めて、一度は専門家の意見を聞いてみるのがお勧めです。

外貨建・エブリバディプラス

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米ドルまたは豪ドルが選べる終身保険

このページの冒頭でも触れましたが、明治安田生命の金融機関窓口取扱商品「外貨建・エブリバディプラス」について書いていきます。
もともと販売していた円建て終身保険「エブリバディプラス」の外貨建て版らしいです。
指定できる外貨は米ドル・豪ドルのいずれかで、職業告知のみの一時払い終身保険です。

米ドルと豪ドル

米ドルの魅力は上記の米ドル建・一時払い養老保険でも書いたので、豪ドルの魅力について書いてみましょう。

まずよく言われるのが金利の高さです。
試しにこの記事を書いている時点で日本・アメリカ・オーストラリアの十年国債の利率を見てみると

日本:0.10
アメリカ:2.25%
オーストラリア:2.75%

(参考)
日本国債30年0.80
米国債30年が2.75%
オーストラリア国債15年4.75

日本・・・低すぎるよぉ・・・
ツッコミというか呆れるというか。

オーストラリアは代表的な鉱物資源国。鉱物資源国の通貨をFXなどで資源国通貨と呼称し分類されています。
オーストラリアドルを筆頭に、ニュージーランドドル、カナダドル、ノルウェークローネなどが資源国通貨の代表例です。
オーストラリア経済は鉱物資源国家の中でも比較的安定していて、最近の経済は右肩上がりです。

簡単にまとめると鉱物資源を背景に活況のオーストラリアドルは米ドルよりも高い金利を付けられる。ということでしょうか。

外貨建・エブリバディプラスの流れ

一時払い保険料は円貨。または指定通貨の米ドル・豪ドルでも可能。
契約するときに指定通貨を決める。目標値は契約時でも契約後に決めてもよい。
一時払い保険料を払って契約が締結できたら放置。選んだ米ドルまたは豪ドルで運用される。
契約から一年が経過すると明治安田生命が毎営業日に目標値達成を判別してくれる。
目標値以上を達成したら自動的に運用成果を円貨で確保、円建て終身保険に移行する。
ざっくりこんな流れになります。

終身保険としての保障

契約後5年間の第1保険期間の保障は死亡給付金と災害死亡保険金のどちらかの保障になる
第1保険期間終了翌日から第2保険期間が始まり死亡保険金のみの保障になる
第2保険期間の死亡保険金は契約日から10年後・20年後にそれぞれ増額される
このような、ちょっと複雑な保障になります。

基本保険金額(指定通貨建表示)

外貨建・エブリバディプラスは三つの専門用語を知っておくと便利です。

まずは基本保険金額ですが 保険金などを支払うための基準となる金額で、米ドルまたは豪ドルで表示されます。
一時払い保険料を円で支払った場合は、指定通貨換算額。
指定通貨である米ドルまたは豪ドルで支払った場合は、一時払い保険料と同額になります。

判定基準金額(円建表示)

二つ目は判定基準金額です。
円で一時払いした場合は、支払額(円)と同額の表示されます。
指定通貨で一時払いすると、基本保険金額(米・豪ドル)を明治安田生命独自の為替レートで円換算した金額(円)での表示になります。

目標値(%)

最後に目標値
判定基準金額(円)の何%以上になったら,指定通貨での運用を停止して円貨で確保するか?という数値です。
105%と、10%単位で110%〜200%までを選べます。

例えば契約時に500万円を一時払いすると判定基準額は500万円ですので、目標値120%を設定すれば600万円以上を達成したときに円で確保されます。
目標値150%を選べば750万円以上の達成、目標値200%では1,000万円以上を達成したときに円で確保されます。

終身保険移行と解約

目標値を達成するとそれまで指定通貨で運用されていたものが円建て運用の終身保険になりますが、全額解約して現金を受け取ることもできます。
また、円建て終身保険を一部解約で現金化、未解約部分はそのまま終身保険を続ける事も可能です。

外貨建・エブリバディプラスは目標値達成までの期間に制限が無いと思われます。他社は定額部分+定額部分の高率運用期間に限りがあるので、高すぎる目標値は達成しにくいです。
保険期間が二つあるのは他社商品と同様ですが、他社は二つの保険期間の意味が全く違います。
外貨建・エブリバディプラスは堅実な運用をする方針ですが、他社商品との比較や外貨建てならではの危険性や費用の認識をするためにも、FPに相談するのが賢明だと思います。

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